「地域施設計画研究36」の編集主旨と経緯

摘要

第36回地域施設計画研究シンポジウムに際して出版した「地域施設計画研究36」は、次のような主旨と経緯、および審査によって編集を行ったものである。1.地域施設計画関係の研究や計画に係る人材は、建築計画、都市計画、農村計画、建築史などの広範囲な分野に渡る。また全国の各地の地域性もあり、それらの各分野.各地域の研究、および計画者がそれぞれの研究や計画の成果を持ち寄り、議論を展開することにより、新たな研究や計画へと発展させる機会を得ることは、地域施設計画の関係者相互にとって大変意義深いと考える。特に、このシンポジウムを通して構築される人的ネットワークによって、現在、社会的要請の強い課題や緊急に解明される必要のある研究課題に迅速に対応できる体制が構築されることも、この「地域施設計画研究」の出版とシンポジウム開催のもう一つの意図でもある。