Development of Water Purification Method by Using the Microbe Fixed Bamboo Charcoal and Pumice Stone

摘要

河川流域の産業の発展に伴い、汚濁排水が農業用水等にも排出され、水域の自然浄化作用を上回る汚濁負荷が流入する結果、河川の水質が悪化し続けている所は少なくない。鹿児島県の特産である竹炭は多孔質であり、木炭などに較べて比表面積が大きく、ろ過機能や吸着能力に優れているため、生活排水や河川等の汚れ等を吸着するとともに、竹炭に付着させた微生物が水質汚染となる有機物を分解し、水質浄化が可能と期待される。また、桜島火山由来の軽石も多孔質であり、竹炭と同じ作用が予想される。　本研究では、竹炭および軽石の細孔内に微生物膜を付着させ、基礎的な浄化処理能力を調べ、今回は、管型流通式処理における操作条件の影響について検討した。