“ホンダの帰還”を検証する：ホンダフィットハイブリッドSパッケージ/トヨタアクアSツーリングパッケージ(Honda Fit Hybrid S Package Toyota Aqua S Touring package)

摘要

テストコースではこのような結果になったが、取材班が一般公道を移動した際の燃費も参考値として書き添えておこう。横浜みなとみらいを出発してベイブリッジ～首都高速湾岸線～葛西JCTを経由し、常磐道·水戸ICで下り、投宿地に至る全行程の約160km （内訳はざっと首都高速63km＋高速道路82km＋一般道15km）は、首都高速はかなり酷く渋滞していたが、それ以外順調に流れでいる交通状況であった。この状況下における高速道路部分の燃費は、フィット24.5km/l、アクア23.9km/lであり、さらに一般道路を含めた投宿地までの“複合燃費”ではそれぞれ21.7km/lと21.6km/lと、ほぼ互角の勝負であったことを報告したい。この移動区間では、重量を図って荷物積載を分散したり、また厳密に乗員の乗車時間配分も合わせたりもしていない。小さいと思える要因でも、ここまで燃費が良いモデルになると、結末を左右する変動要因になることが窺い知れる。まさに燃費は“生き物”なのだ。