創造するチカラ：第8回（最終回）JW ガルフ·ミラージュ M3 フォード(1/24) (JW GULF MIRAGE M3 FORD (1/24))

摘要

読者諸兄はガルフ·カラーのスポーツプロトタイプと聞いて、どんなマシーンを連想するだろう？ フォードGT40、ポルシェ917、少し新しいところでミラージュM6？ だが、おそらく今回紹介するミラージュM3を挙げる万はほとんどいないのではなかろうか。ミラージュM2および発展型のM3にはジャッキー·イクスも乗ったことがあり、1969年シーズンには6レースに出走しているがフルシーズンを参戦したわけでなく、フォードGT40のように輝かしい戦績を残したわけでもない（ノンタイトル戦のイモラ500kmでオープンボディのM3が優勝したのが、唯一の勝利となった）。その意味では知る人ぞ知るマイナーなマシーンと言える。 ミラージュM3をモデル化しようと思ったのは、以前にこの連載でも紹介したフォードP68とP69の資料を漁るうち、見慣れぬガルフ·カラーのマシーンを発見したのがキッカケだ。 フロントからリアスポイラーへとボディサイドを繋がるエッジラインに強い印象を受けたこともあるが、なにより不遇に泣いた戦績がマイナー好みの私にピッタリのマシーンだったのである。