氷点下で作動するホンダの燃料電池-ホンダFCX、寒冷地で公道試験

摘要

トヨタと燃料電池車の開発競争を繰り広げるホンダだが、どうやらライバルに一歩先んじたようだ。 同社は昨年10月、自社開発した燃料電池スタック「Honda FC STACK」を発表、次いで今年2月に北海道にある鷹栖テストコースや富良野町の公道で、新型燃料電池を搭載した燃料電池車「FCX」の実走試験を実施した。 そこでは前夜から屋外に放置、最低気温－11℃という条件のなか、見事1回の操作でシステムの始動に成功したという。ここではホンダが、ざらなる性能アップも含め、いかにして"氷点下の壁"を乗り越えたのか、開発者へのインタビューを通じてリポートしよう。