春のスポーツカーア祭典（その1）：Honda NSX typeR Proto－パワーアップなきステージアップ

摘要

限界付近でもクルマの動きはコントローラプル。 初代のタイプRで見られた、まるでFF車のようなアンダーステアは影をひそめた。 60km/hくらいの低速コーナーでは多少のオーバーステアで、100km/hくらいのコーナーではニュートラルステア、150km/h のコーナーでアンダーステアを感じた。 費沢を言わせてもらえれば、低速でトラクションをもうすこし稼ぎたいし、高速のアンダーステアをもうすこし改善したいと思った。 NSXのテストドライバーを務める本田技術研究所の大久保さんは、「サスペンションを煮詰めることができるので、トライしてみます」と語っている。 5月に登場するまで最後の最後までセッティングに精力的だ。