UAVによる多時期撮影画像を用いた水平方向の位置精度検証

摘要

近年，UAV（Unmanned Aerial Vehicle）は，生態学の研究における利用が増加している（Ogden 2013）．UAVを生態学の研究に利用する利点は，空撮にかかる費用を 抑えられること（Ogden 2013），高空間解像度の画像が 得られること（Ishihama et al．2012；Giniet ai．2014；Husson et al．2014；村上·望月 2014），即時に空撮でき ること（Ogden 2013），踏査が困難な場所を空撮できること（Gini et al．2014；Vas et al．2015）などが挙げられる．さらに，UAVで撮影した画像にSfM（Structure from Motion）技術を適用することで，高空間解像度のDSM（Digital Surface Model）が得られ（Fonstad et al．2013；小花和ほか2014），例えば，河川地形の分析に用いられている（Woodget et al．2014；Tamminga et al．2015）．