最新の研削技術を活かした金型製作への挑戦

摘要

当社は横浜の地で創業して50年弱、金属プレス金型の売り型専門で商いを続けている。社員数は31名（2021年9月現在）。旧主戦場は薄板がメインで、主に0.5～1.6mmまでを受注してきた。薄板と言っても向け先は多業界にわたり、複写機や家電、住宅設備関連とさまざまである。2000年頃を境に従来の顧客業界の海外展開の加速などもあり、自動車部品、トラック部品、変速機関連部品、モータ関連部品、マフラー関連部品と受注領域の拡大を行って現在に至る。どの業界の金型を製造する際も変わらずに、手を抜かない研削技術をべースに金型づくりをしてきた。本稿では、当社のモノづくりへの姿勢や基本技術である研削技術と金型づくりについて述べていきたい。