米国自動車部品貿易、2020年は7年連続の赤字額600億ドル超、輸出667億ドル／輸入1,315億ドル

摘要

米国の自動車部品貿易は、2020年に輸出額が前年比22.1%減の666.9億ドル、輸入額が同15.5%減の1,315.1億ドルとなった。コロナ禍における欧米各国での工場一時閉鎖などによるモノの流れの変化や、貿易量の減少などを背景に、貿易赤字額は前年の700.5億ドルから648.2億ドルに縮小した。ただし、貿易赤字は2014年以降、7年連続で600億ドルを超えている。国別に貿易収支をみると、カナダが74.5億ドルで黒字を維持した一方、メキシコ（▼269.2億ドル）、日本（▼109.5億ドル）、中国（▼82.0億ドル）、韓国（▼76.2億ドル）、ドイツ（▼67.0億ドル）など主要貿易国の大半で赤字を計上。地域別では対Mercosur（1.3億ドル）が貿易黒字を維持している。