EXCITING COMPONENTS：JBL C508GTi

摘要

新しく生まれ変わったJBL、GTiシリーズの5インチ版である。 すでに紹介されている6インチのC608GTiとはまったく異なる磁気回路を採用しているのがユニークだ。 C608GTiのフェライト外磁型に対して、C508GTiはネオジウム内磁型。 したがって、後ろ部分の形状が違う。 深く絞られたバスケットフレーム（なぜバスケットとよばれるのかわかるだろう）からは最新のJBLホーム用にも共通する美しさを感じる。 強度と放熱性に配慮した、機能美あふれるデザインというわけだ。 とはいっても、顔つきは一緒だ。 トウイーターを付け替えれば同軸型になりそうなんだけど、トウイーター状のフェイズプラグは取り外し不能。 念の入ったことに、サランネットもドーナツ型なのだ、どうやら、最初は同軸型でも使えるように開発されたらしい。 ところが、なんらかの理由によって、セパレート型に一本化されたのではないだろうか。 と、そこまでは推理できるのだが、一般的なセンターキャヅプにしなかったわけがわからない。 なんともミステリアスではある。 その他、エッジワイズ巻きの2インチ径ボイスコイルや、SFG磁気回路、アノダイズドアルミニウムコーンの採用は共通。チタンドームのトウイーターも、旧GTiの折り紙エッジから布エッジに変更されている。