新たな「ナイロンポリエチレンフィルム」彊美人（きょうびじん）

摘要

食品を真空包装することは，国産の真空包装機が昭和32年頃に発売されて以来，多くの流通食品に利用されてきた．食品分野における真空包装の目的は，第一に酸素を取り除くことである．現象界全ての変化の中で一番多いのは酸化現象であり，酸素を除くということがまず酸化を防ぎ，細菌の繁殖を防ぐ．真空包装した食品は，その後の加熱殺菌により食品の腐敗や変質を遅らせ，シェルライフを延ばすことができる．また，輸送中の容積を減らし輸送コストを下げることも一つの目的である．