ラース#12539;ニルソン

摘要

2006年4月、初来日したラース・ニルソンへのインタビュー中、最も印象に残ったのは、故郷ストックホルムの話でも、パリにおけるモードの話でもなく、学生時代、ロンドンではまってから大好きだという音楽の話をする時の少年のような笑顔だった。 加えて、「昨日買ったばかり」とはしゃいで見せてくれた「ジュンャワタナベ・コムデギャルソン」のスニーカーの白さが目に残っている。 おとぎ話に出てくるお菓子のように甘くロマンティックな「ニナリッチ」が、甘いだけに終わらず、モダンな印象を持つ理由が少しわかったような気がした。