これだけは知っておきたい！自治体職員のためのごみ処理実務講座:第7回市町村の処理責任及び民の活用と入札契約の環境の変化

摘要

前号まで数回にわたり「廃棄物処理制度」の概要について述べてきたが、今号では「市町村の処理責任及び民の活用と入札·契約の環境の変化」　について取り上げていきたい。廃棄物処理法では、市町村は一般廃棄物の処理について続括的な責任を有するとしている。まず同法第6条の2第1項で「市町村は、一般廃棄物処理計画に従って、その区域内における一般廃棄物を生活環境の保全上支障が生七肇いうちに収集し、これを運搬し、及び処分（収集、運搬から処分までを「処理」という。）しなければならない」と定め、一般廃棄物の処理については、処理主体を原則として市町村の清掃事業に置くとしている。