国内で展開する中小企業向け簡昜版EMSの概要と現状、EMS普及への貢献度を探る

摘要

前項のとおり、いよいよISOにおいても懸案事項であった中小企業への普及策の皿環として、ISO14005が作成される。 中小企業向け環境マネジメントシステム（EMS）導入支援は、今まで各国とも様々な取組みが実施されぞきた。 日本においてはISO14001認証件数世界1位とはいえ、国内認言正件数はようやく2万件である。 認喜正取得状況は大事企業が終わり、中小企業が中心になっているが、その増加率は初期に比べて明らかに減少の方向にある。 「システムが重い」「文書が増える」「費用がかかる」「人材がいない」と中小企業に敬遠される傾向に変わりはない。しかし、一方でEMSはサプライヤーに対する管理ツールとしても利用されており、取引条件としてEMS構築を義務づける大手企業は多い。 その状況の中で登場した、エコステジ／エコアクション21／KES·環境マネジメントスタンダードであるが、多くの中小企業がその利便性から認証取得を果たしているようだ。 本項では3制度の概要と認証状況についてまとめ、国内のEMS普及状況を再確認する。