安倍総理の外遊がもたらす互恵関係:露と中東と資源調達の関係強化を確認

摘要

安倍晋三内閣総理大臣をはじめ、閣僚の半数を超える11人が5月の大型連休を利用して外遊に出かけた。安倍晋三総理は、4月28日から5月4日にかけて、ロシア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、トルコを公式訪問している。今回の公式訪問では、日本と資源国との互恵関係の強化が最大のテーマであった。ロシアとは天然ガスの輸入、サウジアラビアとアラブ首長国連邦とは石油の安定供給、トルコでは日本の原発輸出の売り込みであった。一方、安倍総理とともに、経団連を中心に100人以上の財界人が同行。公式訪問において、各国との経済、生産技術、農産品、医療分野など安倍総理自らがトップセールスで各国との協力を推し進めた。