江戸の橋: 制度と技術の歴史的変遷

摘要

本書は，徳川家康が江戸に入ってから始まった町づくり の中で，江戸の町に架けられた橋について政治情勢や，町 民の暮らしと併せてまとめられている．筆者は多数の文献 を基に調査を行っており，特に両国橋，新大橋，永代橋， 大川橋，千住大橋などは当時の地図や数多くの図が盛り込 まれ，その社会的機能や木桁橋の構造デザインや施工まで のディテールを読み取ることができる．