日本生薬学会第60回年会（北海道)に参加して

摘要

日本生薬学会第60回年会(北海道)(実行委員長: 北海道医療大学?高上馬希重先生)が2013年9月7， 8日の2日間，北海道医療大学当別キャンパス（北 海道石狩郡当別町）にて開催された。会長講演は，大阪大学の小林資正先生が「新し い医薬シーズの探索と標的分子探索」と題してお 話をされた。先生の研究室で続けられてきた，新規 化合物の探索研究や天然物ケミカルバイオ口ジー を指向した研究についてのご講演であった。天然物 ケミカルバイオロジー研究とは，生薬などの天然物 から，活性物質を見出し，その活性発現部位を特定 し，標的分子との分子レベルでの相互作用の解析な どを行う研究であり，活性物質の標的分子を決定す ることで，新しい薬としての展開などが期待できるとのことであった。