実用コンパクトに死角なし：フォルクスワーゲン ポロ 1.6 スポーツライン(VOLKSWAGEN POLO 1.6 Sportline)、ルノー ルーテシア 1.6 エル(RENAULT LUTECIA 1.6 eLe)、フォード フィエスタ ギア(FORD FIESTA GHIA)

摘要

1999年に登場した現行ポロのラインナップは、つい先日まで1.4lモデル（3ドア／5ドア）と1.8lターボのGTIの実質2グレード展開だった。 他のヨーロッパのライバルたちには1.6lモデルが用意されているのにもかかわらず、ポロの日本市場での車種構成にはここにぽっかり穴が空いていた。 もちろhゴルフに代表される実用車メーカーの老舗としてはライバルに後れを取るわけにはいかず、ジェッタやパサートの発売ラッシュで勢いに乗るVWはさらに弾みをつけたかったはず。 そこで今回待望の1.6l直4エンジンを搭載する「ポロ1.6スポーツライン」が投入されたのだ。 しかも同じコンポーネンツを使って、いわゆる“クロスオーバー”のスパイスをふりかけた「クロスポロ」までラインナップに加えるなど、万全の体制を敷いてきた。 クロスポロに関しては別項のリポートに譲るとして、本稿では直接的なライバルのルノー·ルーテシアとフォード·フィエスタとともに比較テストの旅に出た。 いずれもBセグメントを代表する実力派モデル、相手にとって不足はない。