第41回 シンポジウムの論文を査読して（鉄道経営·旅客輸送·その他）

摘要

今回、本部門への論文の応募は30件あり、昨年と同数である。 うち旅客輸送に関するものが19件（昨年は25件）、鉄道経営·その他に関するものが11件（同5件）とな、つた。 鉄道経営·その他の分野は、高度な経営判断への対応やIT活用、お客様ニーズの高度化や多様化への対応など、件数の増加、内容の多様化が目立ち、鉄道の置かれた状況·環境の変化を表わしているように思われる。他方、旅客輸送システムについては、従来のように出札機器、改札機器、案内機器と区分できるものが少なくなり、IC関係のシステムを中心に出改札のトータルシステムや出改札機器と情報機器の連携システムなど、より高度なシステム化の提案が多くなっている。