ヘテロジニアス無線ネットワークにおける基地局割当て手法の実装と評価

摘要

近年、モバイル端末の利用データ量が増大しており、都心における駅などの混雑している場所ではユーザが感じる応答速度が悪化する可能性がある。そこで、各端末の使用しているアプリケーションを識別し，最適な基地局を割当てる手法が提案されてきた。しかし先行研究では提案手法を実際に構築し、動作させることについては議論されていない。そのため本研究では、モバイル端末とコントロールサーバそれぞれにプロトタイプとなるアプリケーションを開発·導入することでより現実に近い環境を作り出し、端末と基地局の接続状況や割当て時間を見ることで性能評価を行った。