ストーリーボードを用いた反復型サービスアイデア具体化支援手法

摘要

ITの発展にともない多種多様なサービスが世界中で大量に創出されるようになり，もはやサービスの数は人の一生を使っても使い切れないほどになった．その中から，ユーザは自分のニーズに合致するサービスを探して選択し，限られた数のサービスを利用する必要がある．そのため，自分に合わないサービスだと判断すれば，ユーザはすぐに利用を止めたり，他のサービスに乗り換えたりしてしまう．一方で，サービスが自分に合っていると判断して継続利用するようになると，それより性能的には良いサービスが見つかったとしても，なかなかサービスを乗り換えない．このことから，サービスのデザイナには，他サービスが捉えられていないユーザのニーズを適切に見つけだし，そのニーズをしっかりと満たすサービスをデザインすることが求められるようになった．