HDD製造を支える周辺技術の最新動向：HDD業界動向

摘要

HDD市場を見る上ではHDDをその種類ごとに分類してみる必要があるが、ここではサイズとアプリケーションに分類整理する。 3.5"HDDは外部インターフェースによりSCSIとIDE (ATA)に大別される。 SCSIはおもにサーバやディスクアレイ装置で使用され、IDEはデスクトップPCやAVレコーダ、家庭用ゲーム機などと共に据置きアプリケーションで使用される。 2.5"HDDはその殆どがノートPC向けの出荷となっているが、カーナビなどのNon-PCアプリケーションでの採用も一部始まっている。また、1台当たりの容量が100GBを超す製品も量産されており、従来3.5"HDDを使用していたデスクトップPCでも2.5"HDDの採用が一部始まっている。今後も大容量化は進み、近い将来にも容量200GBの2.5"HDDが登場する見込であるが、容量200GB以上の領域ではAVレコーダへの採用も検討されている。 デスクトップPC、AVレコーダともに従来3.5"HDDが主流であったが、2.5"HDDを採用し小型のセット機器デザインを売りにした商品展開を図ろうとする向きがある。