地球温暖化防止に貢献するPFC対策：GWPの問題点と新評価指標－新指標による半導体ガスの評価

摘要

地球の温暖化には種々の説がある。 まだ、未解明な部分も多く、原因も確定したわけではない。 特に雲などの温暖化への影響は大きく、見積もりが難しい。 二酸化炭素の大気中挙動も十分に解明されていない。この様な中で京都議定書が2005年2月に発効された。日本はこの議定書で温暖化物質の厳しい削減が義務づけられた。国民への負担が増えるのであれば、地球の温暖化に大きな貢献があってしかるべきである。 IPCC (Intergovernmental Panel on Climate Change)ではClimate Change 2001等を出版し、地球の温暖化は二酸化炭素に起因するとしている。 また、TEAP/IPCC (TEAP: Technology & Economic Assessment Panel)は2005 年に、IPCCは2007年に向けて新たな報告書の作成を目指している。今までのところ二酸化炭素の地球温暖化説に変更は無い様である。 これらの中で、結果的にひとつの説にのみ執着し、他の説には触れないで議論が進められていることは残念である。