複合共振形コンバータによる高効率力率改善電源 - 現状のテレビ受像機用力率改善技術であるパワーチョークコイル方式やアクティブフィルタ方式と比較して高

摘要

1次側に電流共振回路と部分電圧共振回路を持つ複合共振形コンバータで構成したテレビ受像機用力率改善電源は負荷電力が250W以下ではパワーチョークコイル(PCH) 、300W以上のプラズマディスプレイパネル(PDP) ではアクティブフィルタ(PFCコンバータ）が用いられている。 これらの力率改善(PFI) 技術ではAC/DC電力変換効率 (N{sub}AC→DC) の低下、重量の増加などの技術的課題があり、課題の解決が望まれている。 そこで、コンバータトランス(PIT) の3次巻線や疎結合電圧帰還トランス (VFT) から人力全波整流あるいは倍圧整流回路に1次側パルス電圧を帰還して力率を向上する電圧帰還方式 (VFF) PFI電源を開発した。 これらのPFI電源は現状のPCH方式やPFCコンバータに対して高効率、小型·軽量、低コストであり、実用化が期待されている。