沖縄本島－宮古島間に導入した海底遠隔励起光増幅システムの開発

摘要

2005年3月に沖縄－宮古間にて運用を開始した340km無中継海底WDM伝送システムのシステム概要を紹介し、適用した遠隔励起伝送技術およびシステム導入前に実施したラボ試験結果、フィールド試験結果を報告する。昨今の情報通信分野における技術進歩は目覚しく、多彩なジャンルにおける情報通信の利用機会の拡大などを背景にネットワークサービスはブロードバンド化へと急速に変貌を遂げている。NTT西日本では、地域振興·活性化に向けた地域貢献等に寄与するため、沖縄本島、宮古島、石垣島への新規海底光ケーブルシステム導入を決定し、敷設工事を2004年4月に着手、2005年3月よりシステム運用を開始している。 本システムにより宮古島、石垣島においてもブロードバンドサービスが可能となった。