ERアルゴリズムを用いた静止画像中に存在する輝度値消失領域の復元に関する考察カーネル主成分分析を用いた新たな拘束条件の導入

摘要

本文では，位相回復手法の一つであるERアルゴリズムを用いた静止画像中に存在する消失領域の高精度な復元手法を提案する．我々はテクスチャ画像の特徴から，対象画像中の異なる位置に存在する局所領域間において，カーネル関数により高次元特徴空間へ写像される画像およびフーリエ振幅が互いに類似すると仮定する．さらに，復元対象領域の画像およびそのフ岬リエ振幅を高次元特徴空間へ写像した結果が，それぞれに対して対象画像から生成される圃有空間内に存在するように，ERアルゴリズムの拘束条件を設定する．これにより，操薬事法では復元対象敵城に対して高精度なフーリエ振幅の算出および，その誤差が再構成領域に影響を与えにくい位相の回復を可能とし，消失領域の高精度な復元を実現する．