わが国が物づくり,製造業でもっている国であることば異論のないところですが,この製造業をこの一年のうちに二度にわたって大きなショックが襲ってきました。最初のショックは昨年9月のリーマンショック,金融ショック。日経株価が一気に半値以下の1万円を割り世界中の購買力が収縮し,自動車,住宅が売れなくなり世界大不況が始まりました。二つ目のショックは今年9月の鳩山首相の国連での演説,CO_2温暖化ガス25%削減です。製造業界にとってピンチとなるかチャンスとなるか,これが実行されることになれば2020年のわが国製造業の景色は随分変わったものになっているでしょう。このような時代の変わり目の時期に“未来”をキーワードにお話しするのは大変難しいのでありますが,ここに書きました“温故知新”,“Back to the Future"を手がかりに探索したいと思います。
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