平成13年の伸銅業における安全活動と成績

摘要

日本伸銅協会安全委員会は、伸銅菜における労働災害の防止を計画的に推進するため、昭和41年以来、労働災害防止計画を策定し各種の運動を展開してきた結果、発生件数は年々減少傾向にありますが、災害を分析すると相変わらず「はさまれ·まきこまれ」、「墜落·転倒」といった従来型の不安全行動による災害が全体の3／4を占めており、ここ20年ぐらいの間を見てもほとhど変化していない。その中でも「はさまれ·まきこまれ」が全体の約40％を占め伸銅業で発生する災害の5件に2件がこの種の災害となっている。このような状況を踏まえ、昭和63年より多年度に亘り「はさまれ·まきこまれ災害の撲滅」を、重点方針として取り上げその対策に取り組hで来たが、原因はハード面よりもむしろ作業行動面に起因する災害が多く発生している傾向にある。