国内需要動向について（14年7/8月）

摘要

伸銅品生産は7月から前年比プラスに転じ、17ヶ月の長い前年割れを脱したが、8月生産を含めてまだ4-5％の増加幅で、水準自体は厳しいレベルにある。 品穫別では条製品のみが堅調で、銅条は5-8月は前年比ほぼ2割増、黄銅条も7·8月と25％近いプラスで推移している。 また青銅板条は4-5割増、洋白他板条は7-8割増と大幅な増加を示している。 一方、押出製品は総じて厳しい状況にある。 銅管は8月まで12ヶ月の前年割れで2割減、黄銅管も9ヶ月の二桁前年割れが続いている。 銅棒は16ヶ月の前年割れ、黄銅棒は低調であった前年同期と同水準、黄銅線は輸出の下支えで7月以降前年比若干のプラスである。