平成17年度重点化方向、地球観測、及び安全·安心社会構築科学技術

摘要

3月24日に開催された本会議の議題についてお伝えします。会議では標記の議題について議論されましたが、他に振興調整費で進められている高病原性鳥インフルエンザ対策に関する緊急研究開発の追加が報告されました。紙面の都合でこれは割愛しますが標記の議事内容について紹介します。 毎年の例ですが、この時期に次年度の方向性を決めています。 茂木敏充議員（科学技術担当相）を中心にまとめられた案が、阿部博之議員により説明されました。 来年は次のようになっています。 1. 第2期科学技術基本計画の最終年度であり、科学技術創造立国の実現を目指し科学技術への投資を強化。 2. 自由な発想に基づく基礎研究の推進と成果につながる研究開発プロジェクトとのバランスへの配慮。 3. 「選択と集中」を徹底。限りある研究開発資源を効果的·効率的に活用する科学技術システム改革や府省間の縦割りによる弊害排除·連携強化も不可欠。 4. 海外（特にアジア）との科学技術活動面での連携や協力に留意。 5. 平成17年度の資源配分の方針は、これから検討が開始される次期科学技術基本計画に発展的に受け継がれるべきもの。