京都の名工奥田氏を迎えて京壁技法の真髄に迫る

摘要

5月25日、雨天という悪天候の中、200人近い参加者を集めて第4回漆喰·土壁技術講習会が行われた。 テーマは「東壁」。 京都の名工として知られている奥田信雄氏を迎え、「水捏ね仕上げ」「桃山時代の投げ窃仕上げ」といった仕上げの実演が披露された。 開催されたのは、富沢建材㈱（冨澤英一社長）の本社構内で、東京都左官職組合連合会青年部平成会（阿嶋一浩会長）の協賛のもと行われた。 この講習会は、左官伝統工法や漆喰·土壁の技術の習得と、現代の建築にその素晴らしさを取り入れる為のノウハウを学ぶことを目的に開催されているもので、今回の講習会で4回目となる。 ここでは、第4回漆喰·土壁技術講習会の模様をレポートする。