改修工事関係者はサービス業としての自覚を

摘要

あれから10年が経ちました。 いろいろなことが問題になるきっかけになったあの震災を振り返って、その後どのような改善がなされたのだろうか、といろいろ考えているところです。震災復興の現場で、いろいろなものを見ました。 建物のこわれかた、修繕の仕方、建物所有者の気持ちの整理、マンションなど複数所有者の判断と決断そして、その後10年を経て、建物の修繕や改修ということが今ではすっかり日常的な建築行為のひとつとなってきました。一方、ものをどhどh作るという右肩上がりの産業構造は、ものをできるだけ大事に使って廃棄物をできるだけ作らない、という社会認識をもつようになってきています。 いったh竣工した建物をどうやって寿命を延ばすかという視点が大事になってきているのです。