“物づくりの原点-化学”化石系·天然物系有機製品展望（中）プロピレン系新開発に期待

摘要

“物づくりの原点-化学”、その推進力となったのは、当時輸入品であったポリスチレン、ポリエチレンの国産化を目指して昭和30年代初めに始まったナフサ分解を基幹とする石油化学工業である。ナフサ分野でエチレンとともに生成するその8割に相当する量のプロピレンの活用が図られてきた。プロピレン系ではポリプロピレン、アクリロニトリル、プロピレンオキサイドなどの大型製品のほかに、ファインで大型のアクリル酸ヤアリル基含有化合物がつくられている。