地球温暖化対策―20世紀後半異常社会からの脱却

摘要

認識の私党点として今，ここ，私達の時空間的位置付けを確認する（図1）。 対数表示された時間空間系と食物連鎖を通じて環境を認識し，私達個人が生き延びるためのエゴとして環境保全，自然保護をすべきことを理解する。 現在を地球史，人類史的に位置付けて対数表示された過去を対数表示された未来時間軸に投影して持続可能社会への経路を展望し，現代社会の現実からどうやって持続可能社会に到達するか，その経路の展望から近未来に立ち戻って21世紀前半の日本社会のあり方を考えることができる。 地球温暖化問題への対処もこの時間軸上で考えると現前の短期的問題視点と地球や自然の時間規模とを接合して考えることができる。 斜めの線は時間と空間が不可分であることを示し，一主体的個人としての人間と環境の関係を食物連鎖の階層関係を軸に縦方向に空間を示す。 図1は環境の時空間認識場を書いたものである。