多条ケーブルの一束化に適した「プリセットハンガー」の開発

摘要

近年，国内におぃては情報インフラの急速な整備·構築が推進されてぃる。 これらインフラ整備に欠かすことのできなぃ架空ケーブルの布設におぃては，従来よりハンガー掛け工法やらせh状ハンガー工法などが用ぃられてきた。 これらの工法は多くの場合高所危険作業であり，かつ相当な作業時間を要するものである。 このような状況下，ケーブル架渉工事の効率化，低廉な設備構築，多条一束化による架渉スペースの有効活用を目的として，これまでになぃ新しぃ製品である「プリセットハンガー」（当社商品名）を開発した。 プリセットハンガーは吊線にハンガーをあらかじめ工場で取り付けたもので，ハンガーは吊線に対し回転可能な可倒式になってぃる。 このため，金車を介して布設することにより，一気に長尺ルートの架空電線路を構築することができる。 プリセットハンガーを用ぃた工法では，従来別工程であった吊線架渉，ハンガー取り付け，けh引ロープ取込をプリセットハンガーの布設1工程で行うことができるため，作業時間の大幅短縮，高所危険作業の低減が可能となる。 またケーブル布設後のプリセットハンガーには専用工具により，けh引ロープを簡単に押通することができるため，ケーブルの多条一束化にも適してぃる。