エネルギー産業におけるLPGの将来展望について（その2）

摘要

前句号で掲載する予定だった「第3回アストモスエネルギー関東オープンセミナー」（2007年7月13日，東京商工会議所東商ホール）での講演のうちのアストモスエネルギー㈱常務取締役営業本部長の山崎達彦氏のプレゼンテーションを今回掲載する。 このプレゼンは前々回紹介した同社の常務取締役供給本部長の久内幸二郎氏のプレゼンとセットとなっており，「エネルギー産業におけるLPGの将来展望について」が演題となっている。 久内氏が国際LPガス情勢を分析して「今後LPガスの供給が中東を中心に拡大していき買い手市場となっていく一方，原油やLNGは中期的にタイト化していく。 LPガスの価格競争力は改善されていく」との見通しを示したことを受け，山崎氏が「そのLPガス新時代に対応した国内のLPG産業をどのように新たに構築していくか」という観点に立った展望を述べた。 山崎氏は「実際に既に需要家がLPGへの燃料転換を始めている実態」を報告しながら，具体的にその状況変化にどう取り組hでいくべきなのか，LPG事業者のそうした取組みに対してアストモスはどう応えていくことができるのかを明快に説き明かした。 二人の常務の講演を通じてこの合併新会社の「ついにチャンスが到来した。このチャンスを特約店や販売店とともに何としても活かさなくてはならない」という気迫が聴衆にひしひしと伝わってきた。ここに紹介する。 断っておくが，この内容は山崎氏のプレゼンを録音して起こしたものではない。 大筋は氏のプレゼンどおりだが，配付された資料等を参考にしながら記者の理解と関心で構成したものである。 文責は当然のことではあるが記者と編集部にある。