燃料費と購入電力料で5，551億円増経常費用で増えた6，436億円の86％売上高の増収5，404億円を食い潰し経常益は21％·1，732億円の減益に

摘要

次に，減益の状態を経常利益で振り返ると，連結ベースの経常益は10社合計6，629億円弱で，前年同期を20．7％（1，732億円強）も下回った。増益は 四国と沖縄だけ。四国は昨年8月15日に発電を再 開した伊方3号原発の再稼働が燃料費を削減した ため。同3号は10月3日に第14回目の定期検査の ため発電を停止したが，今年度上期の発電量は40 僚kWh強となり，前年同期の3．2倍へ31億kWh近くも増えた。重油燃科量に換算して70万kl近い火力燃料が節約された計算になる。