旭化成ケミ、食塩電解用イオン交換膜生産能力増強

摘要

旭化成ケミカルズは、食塩電解プロセス用イオン交換膜の需要増加に対応するため生産能力を年産110，000m~2増強することを決めた。 増強後の同交換膜の生産能力は250，000m~2/年になる。 能力増強計画の概要は次のとおり。 △工場：旭化成ケミカルズ·川崎製造所内△増強内容：140，000m~2→250，000m~2（110，000m~2増強）△稼働時期：2008年6月の予定食塩電解プロセス用イオン交換膜は食塩水を電気分解し、塩素とカ性ソーダを生産するプロセスに使用され、旭化成ケミカルズは約40％のシェアを持つトップメーカーである。 このところインド、中国を中心に塩ビ樹脂やカ性ソーダの需要が増大し、食塩電解プロセスの新増設が活発化している。 また、環境問塞や原油価格高騰に伴う電力コスト上昇に対応するため既存の水銀法、隔膜法からイオン交換膜を使用した食塩電解プロセスへの転換案件も目立ってきつつある。