太陽光発電に利用したビル外壁の動向

摘要

環境に対する配慮を目に見える形で表現するという主旨で、大学側と設計を担当された（株）日建設計殿のコンセプトで、学生の集まる広場の大屋根に太陽光発電設備を採用するとのことで、システム設計を始めました。 当社はビル外壁にアルミサッシと共に半透明モジュールを施工しており、設計図面のシステムは丸型トラス上に網入りガラスを半透明モジュールと複層化させた三角形のモジュールが主体であった。 問題点として以下の様な項目があげられた。 ①正三角形モジュールに関しては、白色強化ガラスの60度鋭角の切断が可能か②エッジ端子の位置をどこにするか③配線経路（配線の見えない方法）及びサッシの加工精度④網入りガラスとの複層化に関しての水密性の保持方法⑤保守点検、取り替え（ケーブル）が可能なサッシ断面の決定等がシステム設計の段階で検討された。