摩擦帯電式粉体塗装プロセスにおける空間電荷密度測定

摘要

静電粉体塗装は、塗料に揮発性有機化合物（VOC）を含まず、また塗装時に被塗物に塗著しなかった塗料の回収·再利用も容易であるため、環境負荷低減に関し極めて有効な塗装手段である。吹付式静電粉体塗装の荷電方法には、コロナ帯電方式と摩擦帯電方式がある。摩擦帯電方式の特徴は、高電圧電源を必要とせず、塗装ガンと被塗装物の間に電界が発生しないため、複雑な形状をした被塗装物に対しても比較的均一な塗装ができることである。