情報機器製品の前処理·塗料·塗装システム：携帯電話·PHSの色彩と仕上げ 1995～

摘要

今日、携帯電話（PDC方式、cdmaOne方式など）やPHS(Personal Handy-Phone System)といった移動通信機器は国内での普及率が50％を超え、二人に一人が持っているパーソナルな情報機器として定着している。 1995年7月にPHSがサービスインし、これを機にそれまでビジネスツールであった携帯電話もパーソナルな情報機器への一歩を踏み出し、デザイン面でも大きな変化のきっかけとなった。それ以前のビジネスツールとしての携帯電話は、メインユーザーは男性であり、ビジネススーツに同化するような黒～ダークグレーの色調のものが多く、塗装を施したものは少なかった。 そのような状況から現在のように多種多様でカラフルな端末が店頭に並ぶようになるまでを、いくつかのポイントを踏まえ振り返ってみたい。