国内工業塗装は浮上したか

摘要

携帯電話や家電、自動車部品関係の工業塗装需要が、それらの川上メーカーの海外生産移転に伴い激減。 工業塗装は長い冬の時代に突入したが、ここにきて、国内生産に頼る高品位製品の活況や順調な景気回復などがあいまって、ようやく数量的にはプラス転換との声も強まってきた。 とはいえ単価的には依然厳しいというのが一致した見方。 川下産業で、下請け業種でもあることから、価格主導権が握れず、ユーザーの選別の目に日々さらされ、「業績はつかhでいる顧客しだい」という。