原子力と社会 第Ⅲ部原子力とコミュニケーション「二つの文化」パラダイムを中心として

摘要

「コミュニケーション」とは，人間の心理過程のーつである。 人間の心理過程としての「コミュニケーション」を一連の「過程」（process）であると仮定し，その「過程」の説明のために「メ夕モデル」（なhにでも適用できる普遍的モデル）を最初に構築したのは，米国の政治学者ハロルド·ラスウェルであった。 ラスウェルの「メ夕モデル」は，「コミュニケーション」と総称される一連の過程が次のように6つの「構成部分」からなることを示した。