ニューロマーケティングを商品開発に活かす

摘要

2017年は物流業界にとっては変化の年だったと言える。大量の物が行き来する時代、個人消費は経済環境や可処分所得の動向に左右されるが、人が物を選hだり、買ったりする行動はどういう意思決定に基づき行われているのだろうか。メーカー各社は、自社商品の販売促進に向けて他社との差別化として、消費者のニーズや嗜好、時代のトレンド、新たな機能の付与等、さまざまなマーケティングリサーチを経て、商品コンセプトや仕様、デザインを決定していくことが多い。これらのマーケティングデータの多くは、過去の販売実績や、他社との仕様における勝敗解析、消費者へのアンケート調査やヒアリング調査に負うところが多いのではないだろうか。消費者の本音は何処にあるのか。購買意志はどの段階で決められるのか。