インランド·コンテナデポ

摘要

タイトルとして掲げた「インランド·コンテナデポ（ICD）」は、インランド·デポとも言い、「ロジスティクス用語辞典」（日通総合研究所編）によれば、「港湾·空港地域から離れた内陸部に立地し、通関手続きが可能な保税蔵置場を有する貿易貨物輸送基地である。多くの貿易貨物がコンテナ化されている現在、インランド·デポは主としてコンテナの集配、コンテナ貨物の積込み（筆者注：バンニング）、取り出し（同：デバンニング）などを行うフレートステーション（CFS）であり、コンテナ船寄港地との輸送の能率化と営業の拡大を目的としている」とされている。ここでは、国際海上コンテナに限らず、内航·鉄道·航空についてもICD（実際には各輸送モードで名称は異なる）についても述べたい。