個品管理実現に向けたRFIDソリューション: マルチ決済可能なモバイルPOS端末「TOPPOS-UHF」

摘要

近年におけるIoT社会実現における1つのキーテクノロジーとしてRFIDシステムがあらゆる業界から注目されている。RFIDとはRadio Frequency Identificationの略語であり、無線による非接触認識技術の総称を意味する。このRFIDシステムは管理対象物に貼り付ける媒体としてのICタグ、このICタグへデータを書き込み／読取りを行うための通信機器（リーダ／ライタ）と、リーダ／ライタを制御し、情報通信を行うための管理システムによつて構成される。ICタグの特徴は、1つ1つユニークなIDを持つて、従来のバーコード管理で一般的なSKU単位ではなく、絶対個品管理が可能である。また、電波により段ボールケース内の商品のユニークなIDを一括で読み取ることも可能である。棚卸等の員数管理作業において目視やバーコードと比較して作業工数は10分の1以下になると考えられている。流通業界においては、下記（1）から（4）の4つのポイントにより、特に個品レベルでのICタグの導入機運が今後も更に高まつていくものと考えられる。