能登半島地震による道路被害の復旧：一般国道249号·八世乃洞門の早期復旧を目指して

摘要

一般国道249号の人世乃洞門は、能登半島の先端に位置する珠洲市と輪島市の境界付近の輪島市町野町曽々木地内にある。この周辺は曽々木海岸と呼ばれ名勝地「窓岩」「垂水の滝」などがあり能登半島国定公園にも指定されている。この人世乃洞門は延長92mのトンネルで、両坑口にはロックシェッドが設置されていたが、能登半島地震により輪島側のロックシェッドが大規模な落石により被災し、国道249号は通行止となった。この国道は能登半島を1周する幹線道路で、能登地域の生活、産業、経済を支える重要な道路で、特に能登観光の周遊ルートにもなっており、被災箇所の早期復旧が望まれた。