探傷感度の調整にSTB-A2形系試験片を用いた鋼管円周継手の超音波探傷試験法に関する指針（案）

摘要

そこで同協会技術委員会では、会員の所有するRB-A6対比試験片の集合実験を行い、鋼管の曲率による超音波の伝達·反射損失をA2形系STB感度と対比させた補正値を求め、指針案を作成したもの。これによってA2形系STBによる安定した感度設定に探傷器の感度補正を行えば、RB-A6 対比試験片の製作精度のバラツキによる感度差をなくし、鋼管円周継手の検査が全国同一条件で実施されることとなる。また、関係者は、対比試験片の手当のない工事物件でも、RB-A6対比試験片と同等の感度での検査が可能になるとしている。本号では指針案全文を掲載する。