レーザマーカの食品分野での展開

摘要

「食の安全性」が要求されているなか，食品機械においても「トレーサビリティ」がキーワードとなっている。 印字機器に対する市場要求として，生産性向上，メンテナンス性アップ，印字仕様の高機能などの要求がある中，レーザマーカは，上記課題を解決する他，トレーサビリティと商品イメージアップに貢献する印字機器として，ここ数年10％前後の市場成長を続けている。 特にISO14000からの環境負荷の低減といった企業の取組みにより産業用インクジェットプリンタからレーザマーカに置き換えるテーマが多い。 一方，2007年問題を発端とし顕在化した熟練者の手押しスタンプの代替手段として印字の自動化ニーズがさらに加速すると予想される。 以下，レーザマーカの概要と食品分野での主な用途を紹介したい。