最新のアセブティック処理技術の概要

摘要

人類は古代より，自然が季節の移り変わりにつれて，食糧の豊かな時期から乏しい時期への食物の保存するという問題に直面してきた。 食物の天日乾燥は，人類が採用したごく初期の保存方法であったろうし，また塩漬も古くからの保存操作であり，発酵食品と同様にこの問題解決のひとつであった。 その後Nicholar Appert (1752～1841)による缶詰法は，画期的な加熱殺菌貯蔵方法であり，その処理方法は今日でも用いられている。 さらに，今日コンビテやスーパーなどの商品棚に見られる種々のアセプテイク製品は，すでに30年以上前に導入されたアセプティツク処理技術によるもので，食品業界に高品質の食品を長距離に，しかもコスト効率良く流通させることで，革命的であらた。